汗の臭い・ワキガに対する消臭作用・殺菌作用のある成分

汗の臭いやワキガ臭対策などで重要な成分となる「消臭」と「殺菌」。
ここでは消臭効果のある成分と殺菌効果のある成分を紹介します。

柿タンニン(柿渋)

いわゆる「柿」のエキスで柿の渋みの素とも言われる「柿タンニン」には強力な消臭効果、殺菌効果が期待できます。

柿タンニンには抗酸化作用を持つポリフェノールが豊富に含まれています。その量はポリフェノールが豊富と言われる緑茶エキスの10倍以上とも言われており、高い消臭効果を期待できる成分です。

悪臭の元となる成分と化学反応を起こし、臭いを中和させることで臭いの元を絶つ高い消臭効果が期待できます。また、消臭効果とともに臭いの原因となる雑菌の増殖を抑える殺菌・防菌効果も高く、汗の嫌な臭いを防ぎます。

制汗剤やデオドラントには「植物エキス」として「柿渋」や「柿渋エキス」の名前で配合されていることが多いです。

茶カテキン(緑茶)

別名茶葉エキスとも呼ばれ、茶殻を掃除に利用したり、消臭剤として利用したり、身近なところでは消臭剤のファブリーズなどにも使われている成分です。その用途からもわかる通り、茶カテキンには高い消臭効果・殺菌効果が期待できます。

皮脂や角質などは酸化後に常在菌により分解されることで臭いを発しますが、茶カテキンの持つ抗酸化作用により、酸化を防ぐことで臭いの元を絶つ効果が期待できます。

また、雑菌を殺す殺菌作用もあり、雑菌の繁殖を抑える効果も期待できます。特に緑茶に多いエピガロカテキンガレートというカテキンには強力な殺菌作用があると言われています。

柿タンニン同様、臭いの成分と化学的に結合することで臭いを中和する働きがあり、臭いの原因となる雑菌の繁殖を防ぎ、高い消臭効果を期待できます。

制汗剤やデオドラントには「植物エキス」として「緑茶」や「緑茶エキス」の名前で配合されていることが多いです。

銀(銀イオン)

殺菌効果が高く強力な消臭・防臭効果が期待できます。

銀は細菌に対して非常に強い殺菌力を持ち(650種類以上もの菌に対して殺菌作用を持つ)、消臭・防臭効果が強い成分と言われています。

殺菌作用が強力なため、雑菌を寄せ付けず、汗と雑菌との結びつきを阻害します。臭いの元が分解されることがないため、臭いは発生しなくなります。

制汗剤やデオドラントには「アルミニウム」として配合されていることが多いです。

ミョウバン

塩の一種で消臭・殺菌・制汗作用を期待できます。

ミョウバンは水に溶かしてミョウバン水として利用します。水に溶かすことで酸性となり、高い殺菌作用を発揮します。
酸性の下では雑菌は繁殖できないため、皮脂や角質の分解が行われることはなく臭いの原因を絶つことができます。

また、ミョウバンに含まれる金属が酸化還元反応を起こし、金属消臭が行われます。ミョウバン水は酸性のため、アルカリ性の臭いに強く、アンモニア臭と結合し、消臭します。アポクリン腺から流れる汗が原因となるワキガ臭などに高い効果を発揮します。

臭いの原因となる雑菌を殺してくれるだけでなく、汗を抑える制汗作用もあり、汗を止め、臭いを防ぎ、ワキガ、体臭を消すのにとても有効な成分です。

竹炭(たけすみ・ちくたん)

炭は気孔(穴)に様々な物質を吸着し、臭いの元をなくす高い消臭効果を発揮します。

竹を炭化した竹炭は木炭と比べて気孔が大きくより多くの物質を吸着します。汗に関係する成分で言えばアンモニアへの吸着力が高く、臭いの元を外へ逃がしません。

竹炭がデオドラントなどに配合されていることはありませんが、竹炭を使った石鹸などは販売されています。竹炭配合の製品は細かな炭の粒子が肌・毛穴の汚れを除去し、皮膚を綺麗にすることで臭いをなくす効果が期待できます。

重曹(じゅうそう)

重曹は別名「炭酸水素ナトリウム」と呼ばれ、主に水に溶かし重曹水を作り、臭いの気になる部分に塗布して使用します。

弱アルカリ性の性質を持ち、酸性をアルカリ性で中和することで無臭化するため、酸性の酸っぱい臭いや足の臭いなどへの消臭効果が高いと言われています。

ただし、ワキガ臭の原因とも言われているアンモニアに対するアルカリ性の性質を持つ汗には効果は薄く、むしろ皮膚の菌はアルカリ性の環境を好むため、余計に臭いをキツくしてしまう可能性もあるので使用には注意も必要です。

消臭作用だけでなく、殺菌作用もあり、皮膚の雑菌繁殖を抑えるのにも効果的です。


それぞれ一つずつでは効果は薄いものもありますが、それぞれをバランスよく配合することで高い消臭効果・殺菌効果が期待できます。

これらの成分が配合されているデオドラント剤は消臭・殺菌効果が高いので成分をチェックしてデオドラント剤や制汗剤を選ぶようにしましょう。

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