汗を止めるには内服薬か外用薬か?

汗を止める薬には制汗剤などの「外用薬(塗り薬)」とプロバンサインやデパスなどの「内服薬(飲み薬)」があります。

病院を受診し、医師の診断の上の処方であれば、適切な方を処方してくれますが自分で選ぶ場合にはどちらを選べばいいのか迷ってしまう方も多いと思います。

汗を止める薬を選ぶときに内服薬か外用薬かどちらが良いのかを考えてみましょう。

内服薬と外用薬について
まず始めにそれぞれの違いを簡単にまとめます。
内服薬:口から飲み込み、体内(胃や小腸)で溶けて作用する薬。飲み薬・経口薬とも言う。
外用薬:体の表面から使用する薬。

簡単に言えば違いはこんなところです。ただし、デパスの舌下錠のように口内で溶かして飲むタイプの薬は口の粘膜から吸収することを考えると外用薬と言えるかもしれません。

内服薬と外用薬以外にも薬は細かいことを言えばかなり細分化され、注射薬や頓服薬など色々な薬があります。

内服薬と外用薬の違い

汗を止める薬に限らずですが、一般的に薬品は外用よりも内服の方が効果が強いと言われています。これは汗を止める薬でも同様で、皮膚から物理的に汗を止めるよりも口径摂取して体内で汗を元から止める方が効果は感じやすいと言えます。

その点で内服薬は飲めば確かな効果を実感できる(実感しやすい)というメリットはありますが、体内で作用するため、外用薬に比べれば副作用は現れやすいというデメリットがあります。

制汗剤などの外用薬は肌に塗布することで利用するため、手軽に使いやすいというメリットはありますが、効果は人によって、そして汗の症状によって全く変わり、多汗症などの大量の汗は防ぎきれないことも多いです。

こういった効果とリスク(副作用)に違いがあるため、どちらを優先するのかは自分の症状や悩みの深刻さから考え、最適な方を選ぶことが大切になります。

副作用を心配する場合は、外用薬の方が内服薬よりリスクが少ないので初めて使う方には使いやすいと言えるでしょう。

このように、使い方も違えば得られる効果も違うため、一概にどちらがいいというのは言えず、人によって選択する薬は変わります。

作用の範囲が違う

また、もう一点大きな違いとして、内服薬は外用薬と違い、局所的ではなく、全身に効果が現れます。つまり、局所的に汗を止めるのではなく、全身の汗を止める効果があります。

その点で脇や手足、顔など局所的な汗が気になっている方は外用薬の制汗剤を選択するのも良いかもしれません。

ただし、制汗剤を選ぶ場合は塗布する部位によって皮膚の厚みも違い、成分濃度も違うため、皮膚の薄い個所(弱い個所)に濃度の高いものを塗れば副作用として、肌が荒れてしまったり、かぶれ、かゆみの原因にもなります。

使用箇所に適用のある制汗剤を選ぶことは大切になるのでこの点は注意してください。

内服薬か外用薬か?のその前に

  1. 自分の症状を理解(発汗箇所・状況・重症度)
  2. 得たい効果から選ぶ

これが第一です。

一つの答えとしては、
症状が軽いなら「外用薬(制汗剤)」、重いなら「内服薬」
ある程度防げればいいなら「外用薬(制汗剤)」、絶対に防ぎたいなら「内服薬」
副作用が心配なら「外用薬(制汗剤)」
と言ったように選べば良いでしょう。
一つの目安です

汗が気になる程度であれば制汗剤でも防げるかもしれません、汗について深刻に悩んでいるのであればプロバンサインなどの内服薬が有効と言えるでしょう。

どちらかで悩んでいる今必要なのは……
汗を止める効果のある外用薬(制汗剤)と内服薬(プロバンサインやデパス)について理解し、自分の症状に効果のあるのはどちらなのかを判断することです。

制汗剤でも飲み薬でも効果の期待できるものを選ばなければ使う意味がありません。

薬について理解を深め適切な物を選ぶのが大切

制汗剤か飲み薬かで迷ったときはそれぞれの効果をよく理解し、自分の今の症状を抑えられるのはどの方法なのかを判断すると最適な薬が見つかります。

副作用を恐れる余り制汗剤を使っても効果がなければお金が無駄になってしまいます。また、制汗剤で止められる汗であれば適切な制汗剤を選ぶことで飲み薬でなくても対策は可能です。

さらに言えば、絶対に止めたいのかある程度防げればいいのかでも選ぶ薬は変わります。

制汗剤やデオドラントについては「制汗剤とデオドラントの効果の違いは?」で、プロバンサインとデパスについては「頭部・顔・全身の汗を止める薬プロバンサイン」「緊張・不安・精神性の汗を止める薬デパス」で詳しく解説しています。

また、それぞれの選び方の参考として、上でも引き合いに出した比較項目などから適切な薬を選ぶための薬・制汗剤の選び方についてもまとめていますのでどの薬・制汗剤がいいのか迷ったときは「汗っかき・多汗症の方のための汗を止める薬の選び方」を参考にしてください。

質問に答えていくことであなたに適切な薬が見つかるようになっています。

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