汗っかき・多汗症の方のための汗を止める薬の選び方
当サイトでは汗を止める薬として3つの薬を紹介しています。
それぞれに得られる効果に違いがあり、悩みや症状の重症度、汗のかき方、得たい効果によっても適切な薬は異なります。
ここでは汗を止める薬の選び方について様々な視点から最適なモノを選ぶためのヒントを紹介します。
汗を止める薬の選び方
- 発汗場所から選ぶ
- 悩み(汗をかく状況)から選ぶ
- 得たい効果から選ぶ
- 重症度から選ぶ
体のどの部分(箇所)から汗をかいているのか?
汗の出る場所は人によって違います。
手汗・足汗・脇汗・顔汗など局所的に汗をかいてしまうのか?それともこれらが同時多発的に発生し、全身に汗をかいてしまうのか?
汗のかく場所によっても使える薬が異なります。
手汗・足汗・脇汗などの局所的な汗には外用薬でも制汗剤での対策が可能ですが、局所的であっても頭や顔などは利用が難しい場合があります。
また、全身から発汗するタイプの汗は制汗剤では防ぎ切れないため、プロバンサインやデパスが有効になります。
- 手・足・脇からの汗 ⇒ 制汗剤
- 手・足・脇を含む全身の汗 ⇒ プロバンサイン・デパス
どんなときに汗をかいてしまうのか?
夏の暑い日には誰だって汗をかきます。汗っかきや多汗症の方は人よりも多く汗をかいてしまいます。
汗の量から言えば、汗っかき<多汗症です。
多汗症の方の場合は春夏秋冬関係なく1年中汗をかいてしまったり、何もしていないのに汗をじんわりかいたり、人によっては雫が滴るほどに汗をかいてしまいます。
また、普段は全く汗は気にならないけど、人前に出たり、人から注目を浴びたり、緊張を強いられる場面に立つと汗が吹き出てしまう方もいます。
- 汗っかき・多汗症の汗 ⇒ プロバンサイン・制汗剤
- 緊張(あがり症)の汗 ⇒ デパス
汗をどう止めたいのか?
汗を止める・汗を抑えると言っても汗の抑制方法は薬によって違います。
- 完全に止めたいのか?
- 汗をかきにくくしたいのか?
もちろん薬なので効果は服用中のみになりますが、得たい効果によっても薬選びは変わります。
- 汗を完全に止める ⇒ プロバンサイン
- 汗をかきにくくする ⇒ デパス・制汗剤
単純に汗っかきなのか、それとも多汗症なのか?
「汗をかく」と言っても人それぞれに症状は違います。
多汗症の中にも症状に3段階のレベルがあると言われています。そういった汗の症状の度合いから適切な薬を選びます。
- 汗っかきや多汗症の方 ⇒ プロバンサイン・制汗剤
- 普段は汗をかかないけど緊張すると汗をかく方 ⇒ デパス
まとめ
紹介した4つの選び方を簡単にまとめると以下のようになります。
プロバンサイン | デパス | 制汗剤 | |
---|---|---|---|
得たい効果 | 汗を止める(完全に) | 汗を出にくくする | 汗を止める |
向いている症状 | 全身の汗 | 精神的な汗 | 局所的な汗 |
- どこから汗が出るのか?
- どんなときに出るのか?
- どうしたいのか?
を考え、あなたに合った薬を選ぶと良いでしょう。
汗に対して万能な薬は汗っかき〜多汗症の大量の汗まで防げるプロバンサインです。
内服薬には飲み合わせがありますが、内服薬と外用薬(例えばプロバンサインと制汗剤)などは併用も可能なのでそれぞれを状況によって使い分けたり、日によって使い分けるのも効果的です。
何にしても値段で選ぶのではなく、あなたの悩みを解決できる薬を選ぶことが大切です。効果を得られる薬を使わなければ意味がありません。それぞれの薬を一度試してみるのも長期的に見ると有効な選択です。